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オリーブ100年物語

オリーブの起源

オリーブの起源は小アジアとされ、紀元前14~12世紀の間には、シリアからトルコを経てギリシャへ広がったとされています。
その後、15世紀末のアメリカ大陸発見と共に、オリーブの栽培は大西洋を越えて南アメリカの国々まで伝わりました。
現在では発祥の地から遠く離れた南アフリカ、オーストラリア、中国、そして日本においても栽培されています。

オリーブと小豆島の歩み

一本の苗木から

小豆島に初めてオリーブがやってきたのは明治41年。
当時の農商務省が三重、鹿児島、香川の三県で、アメリカから輸入した苗木を使って試作を行ったのが始まりです。
他の地域が木の成長に伸び悩み栽培を断念する中、小豆島の西村地区に植えたオリーブだけが順調に育ち、大正の初めには搾油が出来るほど実をつけるまでになりました。

オリーブは地中海地方が原産とされ、比較的乾燥に強いことから、スペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています。穏やかな地中海性気候に恵まれた小豆島の風土は、オリーブ栽培に適していたのでしょう。

もちろん、日本初の試みは試行錯誤の繰り返しでした。
日本にしか生息しないオリーブアナアキゾウムシの被害にも悩まされ続けてきましたが、栽培管理を担った地元農家のたゆまぬ努力の積み重ねが、栽培の成功へとつながったのです。

その後、一般の農家でも栽培されるようになり、栽培面積は徐々に広がっていきました。
その間、昭和29年には県花、昭和42年には県木にも指定されました。

あらたな100年へ

平成20年、オリーブは植栽100周年を迎えました。今日では、オリーブオイルだけでなく、テーブルオリーブスや葉を使ったお茶のほか、化粧品やオリーブ染めなど、オリーブは様々な形で親しまれています。

平和の象徴でもあるオリーブの緑豊かな小豆島は、恵まれた気候と先人たちのたゆまぬ努力の賜物です。
これからも、小豆島はオリーブと共に歩み続けます。